星新一のショートショートに、未来の話が沢山ある。
どうやらそれが現実になろうとしているらしい。
朝起きてから、夜寝るまで、自分の行動を解析され、常にどこからか
コマーシャルが流れてくる世界だ。
さくらの国から、こんにちは、こんにちは。
2012年のこんにちは。
三波春夫はもういない。岡本太郎も他界した。星新一ももう死んだ。
明るい未来も暗い未来も、とにかく未来を見ていた奴らはもう死んじゃって
未来を体験する我々は、奴らが引いたレールから逃げる術がない。
ビッグデータとやらに化した世界は、かなり居心地が悪そうだ。
守るべきものが何なのかさえわからなくなるね。