ここはちょっと見せられない

ぜったいぜったい見せられない

青少年のスマートフォン 安心・安全利活用セミナー 平成25年2月28日

主催:
総務省近畿総合通信局
安心ネットづくり促進協議会
スマートフォン時代に対応した青少年インターネット利用に関する連絡会

後援:
大阪府教育委員会
大阪府立高等学校PTA協議会
大阪市立高等学校PTA協議会
大阪私立中学校高等学校連合会
近畿情報通信協議会

(カッコの中は私の心の声)

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基調講演:
「青少年の安心・安全なインターネット利用環境の整備に向けた総務省の取組み」
総務省 総合通信基盤局 消費者行政課 課長補佐 園田 雄二

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小中高校生全般的にスマホ所有率がぬるっと増えているというデータ。
基本理念として、3つの柱。
リテラシー育成、フィルタリング、民間主導
(民間主導ってひっかかるな。協働って言って欲しい。この問題において政府は民間とは違うの?)
(ここが一番もやっとするけど、またこんど)

今まで可視化されてなかった、リテラシーを数値化。
ILAS/Internet Literacy Assessment indicator for Students
(ILAPってのもデータ出して欲しいな。PはParents)

スマートフォンを持つ青少年、過半数を超える。
子どもの「みんなもってるから」は現実に。

近畿の取り組みは全国でも先駆けている。
(先駆けねばならない理由があったと思われ)

安心ネットづくり促進協議会という存在
会長:堀部政男 副会長に村井純
2009年から動き出しているらしい。
http://good-net.jp/

(いいかげん色々様々な組織乱立させんとなぜワンストップにしないのよ)

スマートフォン安心・安全利用促進プログラム」
高校生熟議
http://www.ema.or.jp/news/nl2012/277.html
こういう取り組みを始めたところ。
使う立場から、スマホってなんなのかを議論する場。

周知啓発素材作ってるから、連絡してね、ってことでした。

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講演1:「スマートフォンの安心・安全な利用のために知っておきたいこと」
山田 英嗣 氏 社)電気通信事業者協会 青少年有害情報対策部会

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スマホ・ネットで、どういうことが危険なのか?

  不適切なサイト
  詐欺
  お金使いすぎ
  個人情報漏洩

(資料から私なりに言葉言い換えてますごめんなさい)

スマホのネット環境は・・

○キャリアのフィルタリング

  フィルタリングはキャリアの回線しかかかってないよー

○ウェブフィルタリングというインストール型

  キャリアも無線LANもフィルタリングかかるよー
  でもアプリからのアクセスはかかってないのよー

 接続するときに、フィルタリングサーバーに問い合わせするという仕組み

○アプリフィルタリング機能

  アプリのダウンロードをしてからじゃないと効かないけど、判定したものは起動させないよー

■料金の請求元と、利用制限

請求元は、キャリアだけじゃない。キャリア、Google/Apple、各コンテンツ/アプリ提供会社それぞれの利用によって変わる。それぞれに利用料金制限(たとえばグリー)があることもあるが、それぞれに適した対策をすること

■信頼できるマーケットからダウンロードすること

AU,ドコモ、E-マーケット(?)などのキャリアの運営するマーケットでは一定の審査をしてあるのですこしは安心。

フィルタリングで全部防ぎきれるのか? ムリです。
リテラシーが重要です。
フィルタリングは万能じゃありません。
・・が、リスクの軽減には非常に有効です。


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講演2:「「スマホ時代」を生きる中高生の課題と可能性について」
竹内 和雄 氏 兵庫県立大学環境人間学部 准教授、スマホ連絡会(近畿)座長

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(こないだのセミナーと内容かぶるので違う点だけを)
http://d.hatena.ne.jp/ohesotori/20130127/1359288621

日本全国共通の問題だが、世界共通の問題となっている。
実は世界で新たに起こってきている問題は、日本はすでに経験している問題。
世界中で、若者が手元でネットを使い始めている。

ケータイででネット使ってたのは日本だけ。
ネット問題は日本が5年くらい先駆けていた。

先生が強く言われたのが、

  「世の中に危険が認識されていない」

これは非常重い問題。

ガラケーと、スマホの依存度を比較。
どのデータを見てもスマホの方が上回る事実。

ガラケーは守られていたんだよ!!
世界基準のサービスが日本独自に守ってきたモラルを崩壊させてしまう
 →カメラのシャッター音の強制出力がなくなって、盗撮が増えている。


子どもの相談相手は1位「友達」。
大人に言った所でわかってもらえない、というのが子どもの言い分。

「だって言ったら暴走するもん」

この言葉は重く受け止めよう

だって、実際問題、子どもから言われてもわかりません。
でも、わかってもらえる大人を知っているから、相談してねって言おう。

A社の製品には取説がない。
直感的に使えることが使命というが。

はたしてその直感に訴えた製品がもたらす人間の感性はどうなっていくのか?

タブレット時代の赤ちゃんの動画に衝撃。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1110/17/news114.html
絵本をめくることができない乳児。

動くものばかりを追ってきた子ども。
支援が必要な子どもに対し、視覚支援をしてきているが、
それ以上の何らかの支援が必要になるかも。

この子供たちがやがて幼稚園に上がる。
もう目前だ。


(そうなのよ。スマホに初めて触れる年齢は0歳なのよね・・)

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かなり抜け落ちた部分もあるけど、記憶があるうちに書いておく。

ここから雑感。

前にもぐちぐち言っていたけど、ネットに詳しい技術者の家庭は子どもにネットを使わせてはいない。
子どもがネットを無尽蔵に使っている家庭は、ネットの危険を知らない家庭。
貧富、モラルの差はなくて、技術知識があるかどうかという一点にかかっているように思う。


追記:
コメントに書いたらリンク貼られなかったんで追記で書いておく。

hanazukinさんの安定のクオリティつだりはこちら。
私のメモは私の主観が大いに入ってしまうのでつだりには向いてないわー。
http://d.hatena.ne.jp/hanazukin/20130228/1362063725



追記2:
書こうと思って忘れてた。
http://www.suzuki.sist.chukyo-u.ac.jp/utage.html
「軽薄なものが盲人の手を引く危険な社会」(E.F.シューマッハー)
これに尽きると思う。

追記3:
http://mainichi.jp/feature/news/20130218ddm013100034000c2.html
インターネット:子どもに使わせてる? 利用は判断能力ついてから−−ヤフー社員に聞く