ここはちょっと見せられない

ぜったいぜったい見せられない

DNS移転失敗体験談と余談

こないだ書いた。浸透いうな先生にチェックしてもらってから公開しました。先生ありがとうございます。

思いがけず人気が出たので驚いたのと、結構みんな「あるある」言ってるところを見ると救われますね(いや救われないか)
slideshareでじゃリンク貼られなかったんでこっちで貼っておきます。

■キャッシュサーバを権威サーバと兼用すると危ない
  http://www.e-ontap.com/dns/weirdra/
■浸透いうな!
  http://www.e-ontap.com/dns/propagation/
■権威/キャッシュDNSサーバーの兼用によるDNSポイズニングの危険性について
  http://jprs.jp/tech/security/2012-07-04-risk-of-auth-and-recurse.html
■[書き起こし]親の心子知らず?委任にまつわる諸問題について考える 〜ランチのおともにDNS〜 (7)
  http://www.geekpage.jp/blog/?id=2012/12/13/1&p=7
■俗に言うDNSの「浸透問題」の話
  http://bakera.jp/ebi/topic/4738

結局、こういう運用しているところは往々にしてありえるようなので、みんな「浸透しない」って言ってないでちゃんと調べようね。

余談ていうか、これの何が悲しいかと言うと。

そのISPは地域に根ざした地元の企業で、インターネットが広がり始めた時に地域に根ざした活動をしているNPOやボランティア、その他まちづくり系の人たちが率先して契約していたプロバイダでありホスティングだったわけです。

もちろん、そのISPもその中のひとつだったわけですが、そのISPJPNICJPRSの指導もなくただ技術的に最新のセキュリティ事情に追いつくことができず、そして大手ISPの安価サービスに食われてしまい、ますます力を無くしてISP廃業していく、という地方の衰退の流れをみている感じがして、はたしてインターネットと地方の活性化とは何だったのかと思ってしまいます。

当時、地方でも仕事ができるSOHOという響きに憧れて山ごもりした人たちはほとんどが都会に戻ってしまい、SOHOという名称は廃れ、今や、コワーキング、ノマド、またなんだか新しい響きでもって都会回帰してしまいました。

そんな流れの中、地方の技術者不在、後継者不在となったISPにはたくさんのオープンリゾルバが残され、改善されることもなく、ネット都会を攻撃するための道具にされちゃうんじゃないでしょうか。

まあそんな妄想を抱きつつ。
何が言いたいかわかりませんね。すんません。