電話帳の連絡先とは一体誰のもの？

アプリからの個人情報漏洩がたけなわ（？）なんだけどさ。

たとえば住所録って、相手に面識があり、それを例えばPCに入力するわけでしょ。

つまり相手に対して、

　　私の個人情報をお知らせしましたよ
　　確かに受け取りましたよ

という了解が面識によってあったはずで、それが電子情報になっただけじゃん。携帯の連絡先も同じで、面識があった上で入れるはずだよね。

そうではない商取引の場合は、面識はないけれども、あくまでも取引上必要な情報だからやむを得ない。

たとえば、懸賞サイトに人の住所氏名入れないじゃん。
入れるとしてもそれは代行以上のものはきっとないし、無断で応募したプレゼントが突然届いたとしたら、それを受け取った人はちょっと戸惑うよな。

子どもの学校に緊急連絡先として人の情報を登録するけど、人の連絡先を登録するときはやっぱりお断りを入れて、許可をもらってから登録するじゃん。

やっぱり他人の連絡先を扱うのって、取り扱いにナーバスになって当然だと思う。

なのに、それがfacebookだかmixiだかで、連絡先を送信して友達を探す行為であれば許されるのか。

それってヒトの連絡先を送信しちゃうんだろ。学校に登録するときはきちんとお断りを入れるのに、ソーシャルサービスならいとも簡単に、なんの心の障壁もなく送信しちゃうわけよ。

こんなこと言ってるけど私も過去にやっちゃった（随分前だけど）。
このアドレス帳送信。
なんでやったかって、「ん？アドレス帳？これ押したらどうなるんだろう？」という興味とか好奇心とかじゃなくて、ボタンが用意されてて、なんだろ？って押しちゃったんだよね。次の画面で、送信する人とか選べるようにでもなってるんか？

そしたら確認画面もなくそのまま送信完了とな。
えっ。
確認もないのかよ？あれ？お前一体今何やったんだ？
（確認画面あるある病なのは日本人だからしょうがないとして）

そしたら、facebook に、過去メールをやり取りした人が「お友達かも？」って続々出てくんのよね。

え、ちょっと待ってくれ。
なんてことしてくれたんだ。
わたしゃ地域の役員やってたからいろんな人とメール交換してたんだ。
そんな人たちが出てきてもらったら困るだろ。

その後気がついて送信したアドレスは消したわけだけど、一度送信したものを*本当*に消しているのかどうかは、規約だって経営者だって知らないんじゃないの。

規約に同意したんなら送信したほうが悪いだろって？
その規約の同意は誰にさせたんだよ。
その同意した本人とつながってる他人は同意していないじゃないか。

他人の個人情報をもってして、データベースを検索する行為を企業が推し進めていいのかよ。

システムのロジックやらアルゴリズムなんか知らないし、登録者が、全く知らない他人から吸いだしたこれまた他人の個人情報で、友達かどうか知らせる行為って許可無くして許されるのか。

許可をとっていたとしても、それが明らかにその機能と連結していると、登録した全員がわかっているかどうか？

こんなん、さっさと法解釈に立ち進むべきだろ。

他人によって送信された自分の情報、他人から送信されることには誰も同意なんかしていない。

こんなん消費者がもっと声を上げるべきだろうけど、消費生活センター相談した所で、消費生活アドバイザーと呼ばれるおばちゃんたちが悩むだけみたいだからね。
どうしようもない。

ただの愚痴。あーあ。